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[対象および方法]

 

?T. 対象
乳幼児二次健診および自治医科大学小児科を受診した、母および同胞の精神遅滞を中心とした家族性の精神遅滞を有する患者(男児)のなかで、同意を得られた46名を対象として検討した。

 

?U. 方法
(1)患者DNA抽出
上記患者より採血し、リンパ球分離してDNA抽出し、以下の検討に用いた。

 

(2)FRAXAのPCRスクリーニング
FRAXA遺伝子上のCGGリピートを來む部位でプライマー(プライマーF5'−GGAACAGCGTTGATCACGTGACGTGGTTTC−3’、プライマーR5’−GGGGCCTGCCCTAGAGCCAAGTACCTTGT−3')を合成し、Pfupolymerase(Stratagene)を用いてPCRを行った5)。PCR条件は、DNA150ng、プライマーFおよびR各0.4μM、1Xcloned Pfubuffer、dATP、dCTP、dTTP各200μM、dGTP 150μM、7−deaza−dGTP 50μM、12.5% DMSO、Pfupo1ymerase 1.25Uを加え、計25μlにし、98℃5分加熱後、98℃ 1分、65℃ 1分、75℃ 2分のサイクルを計35サイクル行った。PCR産物をアガロースゲル電気泳動し、エチジウムブロマイドで検出した。

 

 

 

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